PTA広報部より 書籍紹介 その１
PTA広報部の活動の一環として、書籍の紹介を行っています。
「働き方」について関心が高まっている昨今ですのでこの本を紹介したいと思います。
書籍名：「働き方」の教科書
著者名：出口治明
著者の出口治明氏は60歳で大手生命保険会社を退職後ライフネット生命を起業、数年で誰もが知る企業へと成長させました。現在は立命館アジア太平洋大学学長を務めていらっしゃいます。
大変な読書家としても有名で、とりわけ歴史への造詣が深いことから最近は新聞や雑誌等で「コロナ禍」を歴史的に分析し、これからの世の中を解説していらっしゃいます。
この本は普通だけれど大事な事―「仕事は人生の全てじゃない」「失敗して当たり前、恐れる事はない」という事を人生で実感し、楽しく働いて社会に貢献する為にやっておきたい事を20代から50代までの世代別に書かれています。また日本社会がこれまでの古い価値観から脱却し、これからのグローバル社会で生き抜くにはどうするべきかも述べられていますので、これから社会へ出る高校生からこれまでのキャリアを見直す中高年まで幅広い方々にお勧めの本です。
私はキャリアコンサルタントとして人々の就労に関わる仕事をしておりますが、これから年金受給開始年齢が上がり働く時間が長くなる事を考えると、自分の「働き方」と常に向き合い、その対策（学び直しや転職など）を立てていく事が大切になると痛感しております。この本はそんなこれからの「働き方」を考えてみるヒントになると思います。
