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PTA広報部 書籍紹介 その8

2020/2/1

PTA広報部の活動の一環として、書籍の紹介を行っています。
2月の一冊目は

書籍名 看る力 アガワ流介護入門

著者 阿川佐和子/大塚宣夫

1年以上前に発行された本なので、ご存知の方も多いかも知れません。
阿川佐和子さんが、両親の介護の経験を踏まえながら、高齢者医療の第一人者である大塚宣夫よみうりランド慶友病院会長と、理想の介護法、理想の老後について語っています。
会話形式で書かれているため、とても読みやすいかと思います。

著書の中で、認知症の人に対してバカにしない、怒らない、とがめないとあります。自分なりにベストの判断をくだして行動したのに、それを周りから怒られても意味がわからない。バカにされない、叱責されない、とがめられないという安心感を与えることが大事であり、認知症の対処法の基本だそうです。介護する立場になり、何度も同じことを聞かれたりしたら、頭ではわかっていても苛々が募ってしまいそうですが。

介護はマラソンと同じで、最初から勢いよく走ったのではゴールする前に息切れしてしまう。だから、一人で頑張りすぎないことが大事。家族や介護サービス、多くの人の手を借りた方が、介護する側もされる側もお互いにとってプラスだなと、改めて思いました。

近い将来、親の介護が必要になった時、いろいろと起こり得る問題とどう向き合っていくか、まだ先ではありますが、自分が年老いた時のことも今から少しずつ考えていきたいなと思いました。

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