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PTA広報部より 書籍紹介 その6

2021/1/25

1月の書籍紹介、2冊目は・・・

 

書籍名 そこに君がいた (新潮文庫)

著者名 辻 仁成

 

ベネッセの「チャレンジ」に連載された11編に、書き下ろされた9編を足した、温かい気持ちになれる青春エッセイ集です。

著者の「辻仁成さん」は、中山美穂さんとの結婚相手という印象が強かったのですが、この本の中に散りばめられた数々のエピソードは、それを覆すほどおもしろく、人生観が伝わってくる作品です。

毎日が冒険でいっぱいで大人を困らせた幼少時代、思い込みの激しさで周囲から浮きまくった少年時代、恋多く夢を求めた学生時代、そしてロックバンド、小説家、映画監督へと活躍する今までを振り返ったエッセイです。

少年時代の冒険や挑戦、友達との出会いや別れ、誰しもが純粋に共感する部分があると思います。
時間を経て、でも、そこに確かにあった大切な時間の尊さと儚さが描かれています。
いつまでも(年齢に関係なく!)夢を追っていきたい人への熱いメッセージは、青春時代を振り返るおとな、青春真っただ中の高校生の心にも届くでしょう。

全体的にも読みやすく、前作「そこに僕はいた」とともに、子供のころ~思春期の心を思い出したい、理解したい大人や、高校生におすすめの本です。

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