本日は、7時からの練習に遅刻者1名。
その生徒は、体育館に入ってくるなり、入り口で「寝過ごして遅れました。」と大きな声で言いました。額に玉の汗をかいて。
潔い朝の挨拶に、私はこの生徒の純粋さを感じました。誰にでも失敗はある。それを変な言い訳することなく、素直に自分の非を認めた言葉に、「この生徒はもう、遅刻をしないだろう」と確信しました。
誰にでも、失敗することがある。それが、たとえ一生懸命やっていても、うまくいかないこともある。大切なのは、今日のこの生徒のように、自分の非を素直に認めることである。誰でも自分が可愛いので、弁解したくなる気持ちはあるし、言い訳の1つもしたくなる。そして、自分の失敗した原因は、自分以外のところに探せばいくらでも見つかる。
しかし、最終的に結果は失敗なのであるから、まずは自分の至らなかった要因を正面から受け止め、反省することが、ミスを繰り返さない秘訣であることを忘れてはならない。
今回の集団行動の1つのテーマとしてソーシャルディスタンスを意識しています。
自分から他者への距離感を取るように、左腕で片手間隔の距離を測るように整列します。
もう一つ、我が校の集団行動の礎は、前回も述べたように、自分の意志を持って行動すること。他者との協調を重んじながらも、一人一人が自己管理や自分の考えを大切にすることです。この微妙なバランスを見極めこともこの集団行動を通しての研究課題だと思います。
学校長 矢口浩幸