東京オリンピック男子陸上競技110mH(ハードル)に出場した本校OBの順天堂大学4年の泉谷駿介さんが来校し、朝礼が行われました。
泉谷さんは生徒たちに向けて次のようなお話をしてくれました。
「オリンピックではタイムを落としてしまい決勝に進むことはできませんでしたが、大きなものを得ることができました。コロナの影響もあり、異例な形で行われ大変な思いもしましたが、オリンピック中は競技に集中していました。
自分は中学時代から苦労して陸上競技を続けてきました。短距離の選手でしたが、中学の代表になることもできませんでした。3年生になってやっと体も大きくなり、4種競技に転向、それでも県大会出場がやっとでした。
高校に入学してからは朝から夜まで、練習はとてもきつかったです。8種競技に取り組み、高2のインターハイでは自信があったにもかかわらず挫折を味わいました。泣いたこともありましたが、高3はしっかりやろうと決め、インターハイチャンピオンになることができました。充実した高校生活を送ることができました。
大学でも悔しい思いはあり、自分は代表に選ばれないのではないかという恐怖もありました。でもオリンピックに出ることができ、自分はまわりに恵まれていると感じました。いろんな人に支えられてここまで来られたことに感謝しています。これからも感謝の気持ちを忘れずに頑張っていきます。」