ホーム > 武相ニュース > 芸術鑑賞会で日本の音楽に触れる

芸術鑑賞会で日本の音楽に触れる

2014/11/14

gj1

 芸術の秋の11月4日、川崎市教育文化会館を借り切って開催した芸術鑑賞会に全校生徒が出席し、日本の音楽を満喫しました。保護者の皆様も大勢ご参加くださいました。今回は「津軽三味線あやべ」と「和太鼓ひむかし」の共演です。

 スピード感のある楽曲で始まり、掛け声をかけながらの勇ましい和太鼓の演奏、軽やかな笛の音色にチャッパ(ミニシンバルのような楽器)や太鼓を交えた軽快な音楽など、ホールいっぱいに相次いで音楽が響きます。

 和太鼓の説明があり、生徒有志と先生たちが舞台に上がって実際に太鼓を打つ熱演に、会場から歓声が上がり、ぐんぐん盛り上がります。

gj2

 このあと、手拍子に乗って女性民謡歌手・根本麻耶さんが登場、高く伸びやかな声で民謡のソーラン節と花笠音頭、東京音頭を披露しました。おなじみの音楽ですので、生徒たちも自然と引きつけられています。続いて、彼女の指導で生徒たちは熊本民謡の牛深ハイヤ節のおはやし「サッサヨイヨイ」「ヨイサーヨイサー」を大きな声で練習し、彼女の歌に合わせて実際におはやしをかける経験もできました。

 津軽三味線兄弟対決やチャッパを使ったパフォーマンスなど、会場は熱気に包まれ、あっという間にフィナーレを迎えます。

 生徒たちからは「三味線があんなに力強い音を出すことを初めて知った」や「おなかに響く太鼓の音にぞくぞくした」「日本の音楽はかっこいいと思った」などの感想が聞けました。

 今回演奏してくださった「あやべ」は津軽三味線全国コンクールの優勝者である阿部金三郎・銀三郎兄弟の邦楽エンターテインメント、「ひむかし」は和太鼓のパフォーマンスユニット、この両者のハーモニーが邦楽に新しい息吹を生み出す様子を生徒たちはしっかり感じ取ったに違いありません。

 本校は芸術鑑賞会を毎年開催しています。「芸術」と言ってもこれまでに演劇やオーケストラ、ミュージカル、落語など幅広い分野を生徒たちに経験させてきました。男子校は運動のイメージが強いのですが、感性教育とも言うべきものも育みたいと考えていますし、意識しないとなかなか目が向かないさまざまな芸術に触れるきっかけを提供したいという思いもあります。

 来年はどんな芸術を味わえるか、生徒のみなさんお楽しみに。

武相トピックス