キャンパスツアーの第4弾は8月27日(月)の「筑波大学」です。高1・高2の生徒31名が参加しました。
筑波大学はもともと「東京教育大学」という名称で知られ、その後大きな改編ののち、「つくば万博」、秋葉原からのつくばエキスプレスの開通により、今最も勢いのある大学の一つです。新横浜からバスに2時間の先には至る所でアカデミック(学問)の香りのする学園都市が生徒たちを出迎えてくれました。
11時からは文系Aグループと理系のBグループと2つのグループに別れての見学となりました。
Aグループはエンパワースタジオ見学です。エンパワースタジオは筑波大学グローバル教育院の「エンパワーメント情報学プログラム」の中核となる施設で世界最大のVRシステム「Large Space」などを備えています。モーションキャプチャーつきのメガネをかけた生徒の動きに合わせて、中華街などのバーチャル空間を体験しました。壁がどこか区別がつかないほど、リアルな空間を体験しました。
Bグループは応用加速器センターを訪れました。まずはこのセンターが扱っている学問の基本を准教授から講義して頂き、装置の意義を学んだ理系(2年)及び理系希望者(1年生)はなかなか立ち入ることのできない、ダンデム型静電応用加速器の見学へ向かいました。放射線等扱っている装置のため、セキュリティーが厳重の中、大きな物体にたどり着いた生徒達は先ほど講義で聴いたイメージとは異なる実物大にただただ驚くばかりでした。そして、この装置がもたらす医学や工学はもちろん建物や土器の年代を測定、さらには各産業界から注目されている創生イノベーションの無限の可能性を教授から直接聞き、これからの未来を背負う若者の胸は希望に満ち足りていました。
図書館も見学させていただきました。大型本や貴重な書籍を見せていただきました。
午後はシステム情報系 社会工学域の太田先生とその教え子に当たる大学院生の研究報告、そして研究室見学。難しい内容も多くある中で、生徒たちは思い思いの気持ちを持って、真剣に聴き、時にはその学生さんが歩んできた道のりや受験期の悩みなどを尋ね、とても有意義な時間を過ごしました。
武相高校から筑波までの道のりはおよそ94.2キロメートル、おおよそ100キロ。
まだまだ遠い道のりかもしれないですが、今日の見学をきっかけに、研究の深さとこの「アカデミックな香り」の虜になった生徒達が、近いうちにこの距離が半分、いや猛勉強という快速に乗って、あっという間にたどり着く日が来ることを夢に見て今回の見学を終えました。