7月28日から8月1日にかけての4泊5日。毎年恒例である本校特進コースの勉強合宿が行われました。場所は静岡県函南に位置する「富士箱根ランド」。
特進コース1年生から3年生の70名と教職員10名の総勢80名が同じ釜の飯を食べ、難関大学突破に向けて行ういわば特進コースの名物行事。今年も普段の教室の補習とは違うさまざまなことが行われました。
小田原駅集合後、早速ホテルまでのバスの中で行われる英単語テスト。この結果が今回合宿中のチームを決める大事なテストになるのです。
1年生から3年生の合同チームが早速組まれると、通常授業のほかに行うアクティブラーニングにおいて、3年生や2年生は1年生に対して学習指導をします。3年生や2年生は自ら教える立場になってみてはじめて自分の理解不足を痛感するものもいて、熱気に満ちたグループ学習会が夕食、入浴を済ました後行われました。もちろん教員が行う通常授業も「学校ではできないことをしよう」を合言葉に、さまざまな工夫が行われ、生徒の刺激になるような学習活動が1日中続きます。
また今年は大学と企業による出張授業「これから先の大学とは」というタイトルの元、VRをつかった医療や福祉の体験授業が行われ、実際の体験器具を使ったコーナーでは目を輝かせて参加していました。
例年通り、勉強と勉強の間には「ボーリング大会」や「BBQ」を行い、生徒たちも夜のグループワークとは違う感覚で先輩後輩入り混じって楽しい時間を過ごしていました。
毎日入れ替わり立ち代り、この特進コースを巣立った先輩方が差し入れを持って訪れてきては自分のときの受験体験記など熱く話してくれました。3日目には校長先生や副校長先生にも来ていただき、激励していただきました。
あっという間の5日間も無事終わり、生徒たちもまた疲れた表情の裏には充実した証をその胸に刻み、家路へとつくのでした。「成長」という土産を持って。