夏期進学講座も全日程を終えた翌日の8月30日、特進コースの1年生を中心にした早慶大学のキャンパスツアーを行いました。慶應は3年連続、早稲田は2年ぶりのツアーとなりました。
慶應義塾三田キャンパスではまず壮大なスケールと美観を今も維持している歴史的建造物をめぐり、名だたる著名人が口にしたとされる「山食」のボリューム満点のカレーを頬張ったあと、今回は現在、文学3年生に在籍する学生さんから実際の講義で使われている教室を使って「文学部とは」からはじまり受験時代の時間の活用法や当時の模試の結果などを見させて頂きました。生徒達の表情からも単なる憧れからまだまだがんばれば行けるかもしれない目標大学として胸に刻まれたようでした。行きに見かけた「福沢諭吉」先生は、雲の上の人でしたが、入試までの距離を教えていただいたことで帰りに見かけた「先生」の表情は若干微笑んで見えたのは私だけだったのでしょうか。
続いて訪れたのは早稲田大学。案内していただいたのは本校特進コース卒業生で現在理工学部修士課程2年の稲垣善太さん。2年前同様、大隈重信がそびえ立つ本キャンパスから西早稲田に位置する理工学部のキャンパス、今年新しくなったばかりの戸山キャンパスもじっくり見学し、理工キャンパスでは普段入ることができない研究室を拝見させていただきました。
途中、先輩自ら受験時の苦悩、取り組んで失敗したことや成功したことをお話しいただきました。参加した生徒も今回は同じ武相高校で、同じような取り組みをして合格して今に至る先輩に直接会えたと言うことで、いつも以上に真剣に聞き入っていました。
武相高校特進コースはこの秋以降も、同様に積極的にキャンパスツアーを実施していきます。そして数年後、今度は後輩のためにそのキャンパスツアーを企画するのは自分であることを胸に描いて毎日の勉強に励んでいきたいと思います。