ボクシングで日本ミニマム級の王座に輝いた、OBの石澤開さん(M.Tボクシングジム所属)が、2月16日にチャンピオンベルトを持って、報告の挨拶に来てくれました。
王座決定戦は1月11日、後楽園ホールで行われました。「フェニックスバトル83」のメインイベントでもあったこの試合で石澤さんは、日本同級3位の森且貴選手と対戦し、8回2分50秒TKO勝ちを収め、日本王座を獲得しました。
在学中はボクシング部のキャプテンを務め、2014年の神奈川インターハイでは全選手の代表として感動の選手宣誓を行った石澤さん。武相高校卒業後は日本体育大学に進み、競技を続ける一方で教員免許も取得。4年次には「石澤先生」として教育実習に来てくれました。
試合での闘魂あふれる表情とはまた違って、普段はとても穏やかで礼儀正しく、文武両道を貫いている先輩です。
キラキラ輝くチャンピオンベルトを見せてもらいましたが、多くの敗れていった選手の思いが、ずっしりとしたその重さに込められている気がしました。唯一の勝者であるチャンピオンは、そうした敗者の思いも背負いリングに上がるわけですが、石澤さんのインターハイでの選手宣誓に、既にその決意が刻まれていました。
「・・・この場を目指しながらも、敗れてしまった仲間達のために、最後のゴングが鳴るその時まで、青空に湧き上がる白い雲のようにたくましく、吹き抜ける湘南の風のように爽やかに、正々堂々と戦」う、と。
おめでとう石澤さん。次の目標は世界タイトルですね。学園関係者一同、あなたの活躍を応援しています。
(写真は矢口校長・ボクシング部顧問の梶田教諭と)