4月7日(金)、武相中学校・武相高等学校の入学式が行われました。
10時から始まった式では、生徒1人1人の氏名が読み上げられ、武相生としての第一歩がスタートしました。
本校生徒としての誇りを持ち、志高く羽ばたいて欲しいと願っています。
4月から着任した石野雅子新校長の式辞の内容は次の通りです。
「祖父・石野瑛は、大正から昭和にかけて学問への志を抱いた若者には狭き門であった状況の中で、まず『学びの場』を提供することに意義を感じました。学園の根本的要素は教師と学生との精神交流であることは言うまでもないとして、1942年すすきが原のような何もない高台に学び舎を建て、武蔵の国と相模の国を見渡せる高台から『武相学園』と名付けました。
建学の精神として
・「実行徹底」 (『動』 カラーは丹)
・「個性伸張」 (『静』 カラーは青)
両方が重なり、魂の教育として
・「道義昂揚」 (『動中静あり、静中また動がなければならない』 カラーは紫)
の3本柱をかかげ、丹(朱)・青・紫をスクールカラーとしました。
私立であるにもかかわらず、当時としては珍しく「教育に差別はない」と国籍を問わず様々な人々に開放しました。それは現在にも引き継がれています。人は1人1人違ってよいのであり、互いを尊重し合い、違いを認め合うことが大事なのです。人を思いやり、自分を愛するように、人も愛して下さい。このような方針のもと、生徒の皆さんには明るくのびのびとした学校生活を送り、自分の個性を伸ばしていただきたいと思います。
一度きりの人生です。失敗を恐れず何事にも挑戦してみて下さい。失敗の中から人は成長していきます。苦しいことや悲しいこともあるでしょうが、それは生きている証であり、「私なんかダメ」ではなく「私だからできる」というプラス思考で乗り越えていきましょう。クラブなどスポーツに打ち込むのも良いでしょう。皆さんの可能性への挑戦を、教職員一同で援助します。悔いのない人生を送って下さい。
時に、一輪の花や夜空の月を愛でる心の余裕も持って欲しいと思います。
そして、最高の青春、最高の学校生活を築いて下さい。
本日はご入学おめでとうございます。」
その後、理事長・来賓の挨拶と続き、入学生を代表して中学1年1組の田中春守君と高校1年7組の林悠日君の宣誓がありました。
副校長と学年団の教員が紹介され、最後は校歌斉唱で閉式。各クラスでホームルームを行い、武相での初日は終了しました。
時折雨が降り、風も強い日でしたが、式とホームルームが終わると、雨もやみ、正門周辺では親子で記念写真を撮る姿がたくさん見られました。
ようこそ武相学園へ!
さあ、3年間(中学生は6年間)、一緒に頑張りましょう!!