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高校卒業式

2024/3/5

3月1日(金)、高等学校の第76回(第77期生)卒業式が行われました。

朝まで続いた雨も開式の時間にはやみ、閉式の時点では晴れ渡りました。まさに生徒たちの卒業を祝福するかのようでした。

正門前

 

卒業生は各教室で開式を待ちながらホームルーム。

担任の先生たちによる心のこもった黒板アートが卒業を彩ります。

3-1教室②

3-7教室②

3-6教室

 

10時、卒業生が拍手の中入場し、開式です。国歌斉唱に続き、卒業生1人1人の氏名が読み上げられます。

卒業証書授与

卒業生氏名読み上げ

 

卒業生総代の内山周哉君(3-8)が卒業証書を受け取ります。

①内山周哉

 

続いて、各種表彰。

日本私立中学・高等学校連合会表彰者は服部伎麗君(3-7)。

②服部伎麗

 

神奈川県高等学校文化連盟賞は伊藤達平君(3-5)。

③伊藤達平

 

成績優等賞を代表して細井康仁君(3-2)。

④細井康仁

 

皆勤・精勤賞を代表して、コロナ禍も乗り切りただ一人「3カ年皆勤賞」の鈴木徠牙君(3-4)。

⑤鈴木徠牙

 

各クラブから1名ずつ選出される特別活動賞の受賞者を代表して、柔道部の井上雅幸君(3-6)。

⑥井上雅幸

 

全国大会出場者を代表してスケート部(アイスホッケー)の林太一君(3-5)。

⑦林太一

 

表彰が終わると、学校長式辞。石野雅子校長から卒業生に最後のメッセージです。

学校長式辞②

学校長式辞

(要旨)「武相で過ごした3年間(6年間)の楽しいこと、悲しいこと、辛いこと、全てがあなた方を成長させた。長い人生、様々な経験をするだろうが無駄なことは1つも無い。特に壁にぶつかった時ほど、人は色々と考えて成長していく。人生はたった一度、失敗を恐れずに色々なことに挑戦して欲しい。同じ物事でもプラス思考で。受け止め方次第で人生は豊かになっていく。自分の得意なこと・好きなことを探し、自分を見つめ、社会に何で貢献できるかを探しなさいと言い続けてきた。自分の好きなことで社会貢献できれば、毎日が明るく豊かになる。そういう人生になることを祈っている。いつも私はみなさんを「孫」だと話している。1人1人みんな可愛い。これでさよならではない。一生あなたたちを見続けていく。何かあったら私のところへいらっしゃい。話を聞き、一緒に考えましょう。私は武相小学校の一期生。あなた方の仲間であり、同窓でもあるのです。かわいい孫たちを旅立たせる、そういう気持ち。さあ、みなさん、いってらっしゃい。挑戦あるのみ。おめでとう!」

 

その後、来賓挨拶、祝電披露と続きます。

来賓挨拶

 

いよいよ式も後半に。

卒業生から学校に記念品の贈呈。総代はラグビー部で活躍した板垣恭志郎君(3-3)

卒業記念品贈呈

 

後援会から生徒へ記念品の贈呈。総代は硬式野球部で寮生の仲間寛人君(3-1)。

後援会より記念品贈呈

 

お世話になった担任の先生たちに、保護者の皆さまから花束贈呈です。

担任に花束贈呈

 

式も終盤です。

在校生総代の送辞。現生徒会長の髙橋遼君(2-8)。

送辞

(要旨)「先輩方のまぶしい姿が私の背中を押してくれた。特に行事の際は学校全体に活気あふれる雰囲気を作って下さった。学園祭では積極的にクラスをアピールし盛り上げ、そのおかげで最高の学園祭を作ることができた。体育祭では仲間と励まし合い応援する姿、最後まで全力で戦い楽しむ姿がとても勇ましく、先輩方の強さを感じることができた。いつでも明るさを絶やさず優しく私たちを導いた姿を、今度は私たちが受け継いでいこうと思う。新しい道へ進む不安や困難があった時は、武相高校での日々、私達に見せてくれたまぶしい姿を思い出して下さい。困難を乗り越える力になると思う。この学び舎で共に生活できたことを心から誇りに思う。これまでありがとうございました。ご健康とご活躍を祈念します」

 

卒業生総代の答辞。前生徒会長の伊藤達平君(3-5)。

会場から時々笑いが起きるなどユーモアあふれる中に、万感の思いが詰まった、学園史に残る名「答辞」でした。

答辞

(要旨)「コロナ禍の中、マスクをつけたまま、互いの姿を知ることができずに入学した私たち。

1年生の4月はコロナによる制限下の友達作り、私立高校であることを疑う第四校舎のトイレ(注:今はきれいになりました)、など様々な不安を抱えていた。しかし同じ場所で同じ時を過ごした仲間たちによって、その不安は「高校生活を楽しむ」という力強さに変化していった。マスクで互いの表情が読み取りにくかったとしても、クラス全員がくだらないことで笑い合える、そんな空間が形成されていった。

2年になると、後輩ができ、先輩としての責任を感じ始めた。修学旅行では琵琶湖、京都、甲子園、USJへ行き、貴重な体験や普段ともに過ごすことのない人との行動を通し、新たな友情を築いた。

最上級生の3年。それぞれの進路を目指し挑戦した。

長くも短い3年間で、勉学だけでは見つけることのできない多くの思い出を見つけることができた。その思い出たちは、これから先、手に入れることも上書きするともできない唯一無二のものになると思う。

3年間温かく、時には厳しく指導して下さった先生方。常に楽しさと女子高生を求めて突き進んだ武相高校の同級生や後輩・先輩方。そしてどんな時でも背中を押し続けてくれた家族。本当にありがとうございました。

私たちはコロナ禍という前代未聞の時期や、「男しかいない」という中での恋愛の難しさなど、数多くの山を乗り越え、楽しく、有意義で最高な高校生活を送ることができたと思う。

明日になれば私たちは新たな道へ踏み出す。そこでは困難にぶつかり、思い悩み、苦しむときが来るだろう。しかし武相で過ごした3年間、数多くの山を乗り越えてきた力を支えとして、私たちの進むべき道を進むための一歩を止めることは無い。

最後に学校生活を支えて下さった全ての方に改めて感謝申し上げ、武相高校のさらなる発展を祈念する」

 

最後に全員で校歌を歌い、卒業式は幕を閉じました。

万雷の拍手の中、退場する卒業生たちの晴れやかな笑顔がとても素敵でした。

退場

 

ご卒業おめでとうございます。

皆さんの未来に幸あれ!

 

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