3月25日~29日、「令和5年度 第35回全国高等学校ボクシング選抜大会兼JOCジュニアオリンピックカップボクシング競技大会」が岡山県の玉野市総合体育館で行われました。各ブロック大会で決勝に残った選手(ピン級・ウェルター級・ミドル級は優勝者のみ)が出場する、全国の精鋭たちが集まる大会です。
ボクシング部から、関東選抜大会で優勝したライトフライ級の村松亮選手とライトウェルター級の大胡晴哉選手が出場。
大胡選手が優勝、村松選手は3位という好成績を収めました。
《試合結果》
☆ライトフライ級
初戦
〇村松亮選手 5-0 阿部拳志選手(福島北 東北ブロック)
準々決勝
〇村松亮選手 4-1 有本倖選手(和歌山工業 関西ブロック)
準決勝
✕村松亮選手 0-5 村上雅喜選手(九州学院 九州ブロック)
アンダージュニア時代にはほとんど実績が無く、本格的にボクシングに取り組んだのは武相に入ってからの村松選手ですが、インターハイではベスト8、今回は3位という見事な成績でした。
☆ライトウェルター級
初戦
シード
準々決勝
〇大胡晴哉選手 5-0 小森千周選手(東福岡 九州ブロック)
準決勝
〇大胡晴哉選手 4-1 松本春輝選手(京都廣学館 関西ブロック)
決勝
〇大胡晴哉選手 3-2 南龍聖選手(札幌工業 北海道ブロック)
相手選手がかなり研究してきており、自分らしさを出せず、やりにくい試合が続きましたが、悲願の優勝を果たしました。
今回は3月に卒業した片岡奎太君がサポートとして帯同。対戦分析、アップなどなど、きめ細かくサポートして2人を支えてくれたのも大きかったです。
【選手にインタビュー】
大胡晴哉君(3-2) ライトウエルター級 優勝
〇今大会を振り返って
「昨年度(2年の時)の大会で、3年生がいる中ではありましたが上位に入れました。その結果、今回は第一シードで挑む大会となりました。シードということでかなり研究されていて、なかなか自分のボクシングをさせてもらえませんでした。そんな中、『気持ち』で勝ち抜いた大会でした」
〇今後の目標と意気込み
「今後は、インターハイでの優勝が目標です。(昨年大学4年次に全日本で優勝したOBの)田中空先輩もインターハイで優勝を果たせていないので、優勝したいです。そこに向けて、フィジカル強化をしていきたいと思います」
〇高校卒業後の目標
「高校卒業後はプロを目指します」
〇これから高校でボクシングをやりたい後輩たちに向けて
「強い意志と気持ちがあれば強くなれます。ぜひそういった気持ちを持って、武相ボクシング部に入って下さい」
村松亮君(3-7) ライトフライ級3位
〇今大会を振り返って
「減量が苦しかった大会でした。そんな中、同行してくれた片岡先輩や、一緒に戦った晴哉(注:大胡君)がサポートしたり励ましてくれて、乗り越えることができました。晴哉は絶対優勝すると思っていたので、自分もそれについていこうと、強い気持ちを持って臨みました」
〇今後の目標と意気込み
「晴哉と同様、目標はインターハイ優勝です。そして、団体でも武相高校ボクシング部を全国優勝に導きたいです」
〇高校卒業後の目標
「大学でボクシングを続け、アマチュアで頂点を極めたいです」
〇これから高校でボクシングをやりたい後輩たちに向けて
「自分がそうでしたが、特待生などではなくても、高校に入ってから強くなることはできます。やはり大事なのは『気持ち』です」
2人の話を聞いていると、2年間苦楽を共にしてきた仲間としての絆や、互いに高めあっていこうとする気持ちを強く感じました。同時に4月から最高学年となるため、クラブを引っ張っていこうという責任感のようなものもひしひしと伝わってきました。
4月の2週目からは関東大会予選が始まります。
目標である「関東大会団体優勝」は、関東大会予選で何人が決勝に進むかが大きなポイント。
切磋琢磨して、ぜひ目標を果たして欲しいと思います。
今後も、武相ボクシング部の応援をよろしくお願いします!