4月19日(金)6限、本年度第1回目の避難訓練を実施しました。
東海地震および南関東大地震などの直下型大地震を想定した、緊急避難訓練です。
はじめに各教室で、教員からこの訓練の目的などの説明がありました。
「照明や電気機器を切る」「ドアを開放する」「机の下に入る」という定番の行動。それには「停電後、再通電した際の火災や漏電防止」「避難経路の確保(地震でドアなどがひずみ、開かなくなるため)」「頭や首などを守る」という意味があります。なぜこの行動をとるのか、意味や目的を知ると、訓練にも身が入ります。
全員が身体を保護する姿勢をとれました。
地震がおさまったこととして、グラウンドへの避難訓練。
前回(2023年秋)の8分44秒より2分以上遅い11分02秒で避難が完了しました。
生徒数が増えたこと、新しいクラスになって初めての訓練だったこと、一部校舎に放送の聞こえないところがみつかったことなど、遅くなった原因が明らかになったので、次回への反省材料として全員で共有します。
石野校長からは「大地震はいつ起きてもおかしくないです。1人1人が自分と共に、周りの人の命を守りながら行動しましょう。今日の訓練を忘れずに日々を過ごして下さい」というお話しがありました。
全体の講評をした防火・防災係の岩田先生からは「今回は10分以上かかりましたが、津波の場合10分以内の避難が生死を分けます。さらに今日のように落ち着いて歩いて避難することはできず、押し合いへし合いとなる危険もあります。能登半島、愛媛と震度6を超える地震が今年に入ってからも起きていますので、9月の2回目の訓練は、そうした反省を踏まえて、速やかな避難をしましょう。昨年は関東大震災から100年でしたが、10万5千人の死者・行方不明者が出ています。少しでも多くの人が助かるよう、日々の備えを頑張って下さい」というお話しがありました。