6月19日(水)、カルッツかわさきで芸術文化会が行われました。
今回は、サンドアート集団SILT(シルト)によるサンドアートパフォーマンス。サンドアートとは、砂の陰影の濃淡だけで描かれる映像表現です。
SILTから来て下さったのは、リーダーの船本恵太さんとメンバーの一華さん。
船本さんは、サンドアートはもちろんですが、クレイアート(クレイアニメ)でも活躍をされているクリエーター&アーティスト。一華さんは中2からサンドアートを始め、この春高校を卒業したばかりの18歳。今回のような舞台は初めてで緊張しますとおっしゃっていましたが、その言葉が信じられないくらい圧巻のパフォーマンス。
わずかお二人で、「まるで命が宿った砂…。」というキャッチコピーのとおり、目まぐるしく変化する芸術的な砂のアートを見せてくださいました。
校長挨拶と、生徒会生徒による開会宣言の後、パフォーマンスのスタートです。
◎演目1「花さかじいさん」
森山直太朗さん「さくら(独唱)」の曲にあわせ、有名な昔話が絵本のように展開していく作品。引き込まれます。
サンドアートはもちろんですが、照明や、船本さん・一華さんの動きもアートと一体となり、見ごたえあります。
◎演目2「日本」
江戸時代から現代までの日本を描く作品。一人の女性の装いが、次々と新しい時代のものに。
東京タワーがスカイツリーに変化し、幸せなエンディングを迎えます
◎ワークショップ
生徒の体験コーナー。中学生は「花」、高1は「蝶」にチャレンジ。砂は鳥取のものを使っているそうです。
高2は「風景(海に島が浮かび、夕焼雲に鴎が飛ぶ)」、高3は「女性の顔」。
学年が上がると難易度も上がりますが、生徒たちは一生懸命頑張っていました。
◎演目3「家族」
三人の家族の心温まる愛の物語。砂をまいたり、振りかけたりする際の、手の動きが時々スクリーンに映りますが、その演出がサンドアートの迫力を倍増させます。せっかく完成したと思った瞬間に、その場面は消され、もう次の絵が始まっていきます。動きのあるアニメーションを見ているかのようです。
◎演目4「LIFE」
男女の物語を走馬灯のように描いていく18分の大作。
途中、男性が女性に指輪を渡すシーンから、チャペルでの挙式で女性が涙を流すシーンにあっという間に変わりました・・・と思った瞬間に、すでに天使が描かれはじめます。
あるシーンが変化していくところに目を奪われていると、もう一人のパフォーマーが、別のところに加筆・修正を加えており、気がつくと全く別の場面になっていたりします。
そして、鑑賞している生徒たちに「豊かな人生を」というメッセージを込めた感動のエンディング。
最後は、感謝を込めて花束贈呈。幕が下りきるまで拍手が鳴りやみませんでした。
SILTの船本さん、一華さん、ありがとうございました!
SILTさんのブログで、早速芸術文化会のことをアップ(感謝です)。
https://ameblo.jp/stopmotionanimation/entry-12856756731.html
また、一華さんのInstagramでも、紹介してくださいました。