避難訓練を実施しました

2025/4/10

4月10日(木)4限、本年度第1回目の避難訓練を実施しました。

東海地震および南関東大地震などの直下型大地震を想定した、緊急避難訓練です。

はじめに各教室で、教員からこの訓練の目的などの説明がありました。

「照明や電気機器を切る」「ドアを開放する」「机の下に入る」という定番の行動。それには「停電後、再通電した際の火災や漏電防止」「避難経路の確保(地震でドアなどがひずみ、開かなくなるため)」「頭や首などを守る」という意味があります。なぜこの行動をとるのか、意味や目的を知ると、訓練にも身が入ります。

全員が身体を保護する姿勢を取ることができました。

地震がおさまったこととして、グラウンドへの避難訓練。

前回より早い9分30秒で避難が完了しました。

ただ、後から来たクラスの並ぶスペースが狭かったなど、整列の際の反省点もあるので、次回はさらに改善して早く避難できるようにしましょう。

防火・防災係の岩田先生から、次のような内容の講評がありました。

「こうしてグラウンドに全員が揃うのは、実際は奇跡的なことです。本当の地震の際はこうはいきません。訓練なので緊張感のない人も若干いましたが、1人1人の意識が大事です。避難は最初の10分が鍵。まず教室で訓練したように防御姿勢を取ること。机からはみ出していると、上から蛍光灯・プロジェクター・エアコンなどが落下してくる危険があります。次に、学校にいる時は各校舎からの避難ルートの確認を常にしておくこと。3つ目は、登下校時や自宅で被災することも想定し、周囲に建物がないところを見つけて避難するという意識を常に持っていてください。今日の下校時は、その点を意識して周囲を観察しながら帰宅しましょう。4つ目として、財布やスマホを忘れても取りに戻らないこと。大事なのは「靴」と「衣服」です。冬の寒い時は、生き延びる上で衣服が大変重要です。学校には「サバイバル5」という非常食と防寒具のセットが生徒人数分備蓄してありますが、家でも普段から衣服・水・非常食・懐中電灯などを入れた防災バッグを用意しておきましょう。また基地局が被災すれば、当然スマホも使えなくなりますから、連絡が取れない時に家族とどこで落ち合うか、集合場所を相談しておいてください。火事や津波などの二次災害にも気をつけてください。川や海、そして火災の現場からは一刻も早く離れることです。」

地震はいつ来るかわかりません。

各自防災への意識を高めて、いざという時にそなえましょう。

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