爽やかな秋空の下、10月11日(土)に中学・高等学校体育祭を行いました。チームは武相学園の「建学の精神」を基にした校章カラー(赤、青、紫)別です。
午前の部はスウェーデンリレー(各学年選抜)を皮切りに、2人1組で麻袋に入って飛び跳ねながらのカンガルーリレー(中学生全員)、3人4脚ボールリレー(高校3年生全員)と続きます。
長下駄リレー(高校1年生全員)や角材合戦(中学生全員)、ビッグウェーブ(高校2年生全員)、綱引き(中学・高校生選抜)など、勝利の秘訣は、どの競技も息をそろえることです。社会に出たら求められるコミュニケーション能力と協調性を体育祭で自然に学べます。
保護者参加の綱引きは保護者チームが圧倒的なパワーを見せつけ、昼休みに入りました。
午後の部の最初は部活対抗リレーです。リレーが始まる前から各クラブが総出で応援合戦を繰り広げます。青のメガホン野球部は太鼓を運び込んでの大応援です。対する黄色のメガホンはサッカー部です。
柔道部は受身をしながら、水泳部は足ひれをつけて走るパフォーマンス。
応援に囲まれた部活対抗リレーのあと、各クラブの部員たちが「おー!」と叫びながら自然発生的にグラウンドの1カ所に集まり、校歌を高らかに歌い始めました。
この光景は去年の体育祭で自然に始まったものです。もちろんプログラムにはありません。しかし生徒たちの間では「これをやらなければ体育祭じゃない」という意識を共有しているのかもしれません。武相の新しい伝統の始まりと言っていいでしょう。
勇壮に、力強く、校歌を歌う生徒たちの様子に、保護者ばかりか教職員の間からも「男子校らしいね」と感嘆の声が上がりました。
このあとプログラムに戻り、武相名物の集団演技(中学3年生全員と高校3年生全員)が続きます。
「武拳」は中学三年生だけが演技することを許される、たくましい「おのこ」の演技です。
続いて高校3年生の集団演技。練習の成果を発揮し、4段のピラミッド、倒立、回転(メリーゴーランド)など、集団ならではの演技を披露してくれました。
合間に大縄跳び(中学生全員)や旋回リレー(中学生全員)、騎馬戦(各学年選抜)、チーム対抗リレー(各学年選抜)と次第にヒートアップ。
青色チームと赤色チームが同点になったため、選抜リレーで勝敗をつけることになりました。ところがこの選抜リレーで紫チームが勝つという“想定外”の結果に。
最終的に総合得点で上回る青チームに優勝の栄冠が輝きました。青チームおめでとう!
(2014.10.15)